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NESTロボコンとは

NPO法人 科学技術教育ネットワーク(NEST)の前身団体であるRISE科学教育研究会は、ロボット開発・研究、プログラミング学習の成果発表の場として、また同じ志を持つもの同士の交流の場、情報交換の場として毎年夏にロボットコンテスト「サマーチャレンジ」を開催してきました。当該ロボットコンテストでは年齢や経験が様々な生徒同士が交流し、技術や発想、研究の仕方などを互いに学び合えるように、コンテストの運営をデザインしてきました。
RISE主催の「サマーチャレンジ」は2012年より「NESTロボコン」として新たにスタート!
NESTロボコンには、ロボカップジュニアジャパンオープン、世界大会に出場しているロボット経験、知識が豊富な実力者も数多く参加します。後輩たちの目標となるロボット、パフォーマンスを披露してくれるとともに、直接アドバイスをしてくれます。過去の参加者からも多くのロボカップジュニアジャパンオープン出場者が誕生しました。「もっと優秀なロボットを作りたい!」と思っている方にとって、ロボットコンテストに向けての活動や研究方法、更に取り組む姿勢などを学ぶことのできる絶好の機会です。コンテスト未経験者でも楽しく参加できる競技に加え、ロボカップジュニアのサッカー、レスキュー競技を中上級者向け競技と位置づけ開催しているNESTロボコンに奮ってご参加下さい。

NESTロボコン競技の紹介

Kokohore! Wanwan!

NESTロボコンオリジナル競技です。センサーを使い始めたばかりのレベルから条件分岐プログラムの初歩まで学んでいる初級者を対象とした競技です。
Kokohore Wanwanは、宝探しの名犬ロボット「ポチ」という親しみやすいテーマを設定し、2005年(NEST前身団体のRISE科学教育研究会主催)より開催されている自律型ロボットによる探査活動競技です。ロボカップ2010シンガポール世界大会から開催されている「CoSpace」もKokohore-WanWanに似た捜索活動競技であり、ロボットコンテストとして、一歩先を行くテーマを掲げる競技です。緑と黒のラインで囲まれたフィールドを野原に見立て、各チームが製作した名犬ロボット「ポチ」が宝の隠し場所を探し回ります。宝を発見したら何らかのパフォーマンスをし、発見した場所をご主人に知らせます。制限時間内にいくつ宝の隠し場所を発見できるかを競います。また、パフォーマンスはベストパフォーマンス賞の対象となります。単に競技の得点を競うだけでなく、ベストプレゼンテーション賞、参加者へのインタビューなど多様な評価観点を設け、ロボットコンテストに取り組む姿勢、表現力、発想力も評価の対象としています。

サッカー競技

自律型ロボットによるサッカー競技です。ロボットが赤外線を発するボールを使ってサッカーを行います。 ロボットの性能やチームワークを競い合います。NEST ロボコンオリジナル「サッカー競技」は、ロボカップジュニアのサッカーBのルールを基にし、世界大会で行われている「スーパーチーム競技(他国のチームとチームを編成して挑む競技)」の方式を採り入れたオリジナル競技です。
NESTロボコンのサッカー競技は、ロボット1台でエントリーしてください。
※1台のロボットを2名以上のグループで製作してグループで参加も可能です。
 
大会当日は他のロボット製作者(製作グループ)とチームを編成し、ロボット5台で競技を行います。
ルール上のチームとは、大会側が組み合わせたチームのことを指します。
チームの組み合わせは大会側で行い、NESTロボコン開催日の1週間前までに事前に公表します。
 
NESTロボコンのサッカー競技は、ロボカップジュニア2016愛知 サッカーBルールをベースに実施します。
RoboCup Junior Soccer Rules 2016愛知(サッカーB)
 
※ボールはパルスボール
※フィールドはビッグフィールド(グリーンカーペット)

レスキュー競技

自律型ロボットによる災害救助をテーマにした競技です。ロボットに決められたコースをたどらせ、早く確実に被災者を 救出することを競います。NESTロボコンオリジナル「レスキューチャレンジ」は、ロボカップジュニアレスキューチャレンジルールをベースとし、世界大会で行われている「スーパーチーム競技(他国のチームとチームを編成して挑む競技)」の方式を採り入れたオリジナル競技です。1台のロボットを製作し、エントリーをして、大会側が2台で1チームの編成を行います。チーム編成は大会開催日の1週間前までに発表されます。ロボカップジュニアで被災者を救出できるためのロボットを製作する、戦略を立てる絶好の機会となります!